園芸教室
6月16日(土)文化部の園芸教室『庭木の手入れと楽しみ方』
が行われました。
公民館の大会議室で、はじめに講師の園芸研究家の大崎彦治氏か
ら庭木の剪定(せんてい)方法と管理について学習しました。
夏の剪定は、新しい枝が伸びている時期に枝が混み合って、日あた
りが悪くなったり、風通しが悪くなって、病害虫の巣になりやすい
部分を切るのが目的だそうです。
庭木の種類によって花の咲く枝に違いがあるので剪定に注意が必要と
のことです。また、夏はどの枝にも日光が当たるように間引き剪定
が望ましいとのことです。
また、病害虫の駆除については、隣家との間隔が狭いので、農薬を
散布することに注意をして欲しいとのことでした。
約30分の座学の後、公民館の庭木を使って剪定の実習を参加者の
皆さんで行いました。
まず、つつじから始まり、椿、つげの木、ばら、最後にあじさいの
剪定方法を学びました。
椿の枝を剪定するところでは、「こんなに枝を落としても大丈夫な
んでしょうか?」と不安げに質問する声に対して講師の大崎氏から、
「3分の1枝を落としても大丈夫です。」との話でした。ばらの剪
定では、伸びた枝は、先端から葉っぱ5枚のところで枝を落として
大丈夫とのことでした。
時間が足りなくなるほど、熱がこもった剪定の実習でした。最後に
大会議室に戻って、質問のコーナーです。
「梅の木を毎年剪定しているが、花は咲くけど、実がならないのは
なぜでしょうか?」「藤の木はどのように剪定すれば良いのか?」
「梅や柿の木には肥料を与えた方が良いのでしょうか?またどのよ
うな肥料を与えれば良いのでしょうか?」などの多くの質問が出ま
した。講師の大崎氏からは、教えたことを全部覚えて帰るのは難し
いかもしれませんが、「一つでも二つでも覚えて帰って頂けると良
いです。」と、温かくお話してくださいました。
熱心に優しく教えていただき、大変ありがとうございました。
(取材:ホームページ編集委員)
![]() 庭木の剪定は種類で変わります |
![]() えっ、その枝も切って良いの? |
![]() (剪定前)皆さんで椿を剪定しましょう |
![]() (剪定後)こんなに切ってもOKなんです |
![]() つげの木の剪定を教わっています |
![]() ばらの剪定を教わっています |
![]() 紫陽花の剪定を教わっています |
![]() 剪定実習後の質問コーナーの様子 |